や、マッツォです。
今日は刻印の話をば。
刻印こちら。
SILVERの刻印と、smile_mammyのロゴと文字の刻印です。
刻印の種類は大体3種類あります、多分。
右から、直、曲、大曲です。
曲がっている刻印は、指輪の内側にも打てるように作られています。
それで貴金属用の刻印は、リングの内側に打つことも考えて、文字面はややアールがついてます。
刻印についてはざっとこんな感じ。
仕上げ磨きが終わって、いざ刻印を打つときに「あ、日記のネタにしよう。」と思ったので、手が汚いのはご勘弁を。
それで打ち方なんですが、機械で打ったり、金槌で叩いて打ったり、手の力で打ったりと方法は色々。
その中で自分は手の力で打つ方法、手押しでやっています。
御徒町の工房時代に、金槌から手押しに変えて、1日中刻印打ちの作業をやってました。
失敗すると、磨き棒で直してまた刻印。
品物がプラチナやゴールドなので、それはもう緊張でした(トオイメ
でもそのおかげで、手押しや傷直しの技術、他にロウ付けや磨きの技術を学ぶことができたんですけどね。
それで手打ちの良いところは、刻印を打っても地金があまり歪まない事や、自分の場合、smile ballの球面に打てることが大きいです。
あと、うまい人はピアスの針にも刻印を打てるようになるとも言います。
デメリットは、金槌や機械で打つより、深く刻印できないことくらい。
それで、ただ刻印を持って打つには力が入りづらいので、刻印ホルダーを使います。
刻印ホルダー、金属製のしっかりしたのが売ってたり、ヤスリの木製の柄を代用するんですが、自分の刻印ホルダーはこんなの。
素材はこれ。
ヒートホームという、お湯で柔らかくなって、冷やすと硬くなるプラスチックを使っています。
本来は、安定の悪い物に刻印を打つときや、石留めするときに使ったり。
これは作品固定用。色々作品のデスマスク?が付いてます。
刻印に装着の図。
持ち方は、自分はこんな感じ。
今回はコイツに打ちます。
仕上げ磨きまで終わったsmile ball Mペンダント。
その後頭部。
打つ場所にマジックで印を付けておくと、なお安心。
こんな感じで打ちます。
ぐりぐり~って。
はいできた。
アップ。
文字の周りの地金が盛り上がっているので、磨き粉の青粉と布バフできれいにします。
こちら青粉と布バフ。
それで磨くとこんな感じに。
これで刻印終了。
以上手押し刻印でした~
そうそう。
ヒートホームは色々と遊べるので、試しに目玉なんて付けてみると、自分の仕事道具がかわいい相棒に早変わり。
ほら親近感アップ。
皆さんもぜひぜひ。
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