どうもマッツォです。
この前海で拾った、クマと思われる頭骨。
ただ今乾燥中。
これ、クマじゃない気がしてきた。
人によってはどうでもいい事なんですが、何ともモヤモヤして仕方ない。
見つけたときから違和感があったのだけど、家に戻ってすでに持っているクマの頭骨と比べてみても、
明らかに頭頂部の形が違う。(左:クマ、右:問題の頭骨)
横から見ても、
クマは丸っこいけど、問題の頭骨は丸くない。
ここまでは、クマでも種類が違うとこんなに形も違ってくるのかなぁと納得しかけてたのだけど、明らかに違う所を発見。
それが、
歯並びと、奥歯の形と本数(左:クマ、右:問題の頭骨)
それと、耳骨胞と呼ばれる部分。
明らかに形が違う。
それに、
こんなに歯が磨り減るまで、野生の生物は長く生きられないんじゃないだろうか。
これはもうクマじゃないんじゃないかと、色々と調べ始めると、知床博物館の骨の図鑑の、
このページの、
ヒグマとキタキツネの頭骨写真。
今回の問題の頭骨は、どちらかと言うと奥歯の数や耳骨胞の形、横から見た形状が、クマよりキツネに近いんじゃないかと。
でも、キツネであの大きさはあり得ないので、そしたらもしや大型のイヌの頭骨なんじゃないかと思い、イヌの頭骨と比べてみる。
横から見ると、なんとなく近いような。(前:イヌ、奥:問題の頭骨)
歯並びを見てみると、
イヌの方の奥歯は、一番奥の歯は抜けてしまっているけど、かなり近い。
ん~。
クマじゃない確立は高いけど、それはイヌかと言われたら自分の持ってる資料じゃなんとも言い切れないなぁ。
と、なんともモヤモヤ。
ま!
こうやって答えが出なくても、色々と骨について考えるのは楽しいし、ともかくどんな骨であれ、骨は美しいんですよ。
今回の問題の頭骨、個人的萌えポイントはこの部分。
硬い骨なのに柔らかそうな造形、素晴らしい。
それに、今回の収穫で大腿骨コレクションも増えました。
しかもすべて右側で揃ってる、素敵。
それと、初めてゲットした骨盤部分(寛骨)
上側から。
下側から。
種類は多分シカかなぁと。
こんなにたくさんの骨が気楽に拾えるなんて、なんて北海道は素晴らしい場所なんでしょう。
北海道にいる間に、できればトドやオットセイ、アザラシ等の海獣類の頭骨を手に入れられたら良いなぁと、ちょっと期待に胸を膨らましているのでした。
それにしても、
君はいったい何者だね。(モヤモヤ
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